愛に乱暴

2024年8月公開

原作:吉田修一『愛に乱暴』(新潮文庫刊)
監督・脚本:森ガキ侑大
脚本:山﨑佐保子/鈴木史子
音楽:岩代太郎

製作幹事:東京テアトル/読売テレビ 
制作・配給:東京テアトル 
制作プロダクション:ドラゴンロケット
©2013 吉田修一/新潮社   ©2024 「愛に乱暴」製作委員会

8/30(金)初日舞台挨拶イベントレポート

2024/09/02 14:19 up!

江口のりこさんが大好きなマユリカさんのサプライズ登場で大興奮‼
「今日はほんとにいい日です♡」

映画公開初日の本日8月30日(金)に都内劇場で舞台挨拶が開催され、主演・桃子役の江口のりこさんと、監督の森ガキ侑大が登壇しました。さらに花束のプレゼンターとして江口のりこさんが「大ファン」と公言する芸人・マユリカの中谷さんと阪本さんもサプライズ登場!江口のりこが見たことのないテンション爆上げで満面の笑みをこぼす大賑わいのイベントとなりました。

 

江口さんは「1年前に撮影してこうして無事公開されるのは本当に嬉しいです。同時に私がこの映画に対してできる仕事も今日で一区切りだと思うと、ちょっと寂しい思いもあります」と素直な心境を吐露。

森ガキ監督も「今日を迎えて安心してホッとした感じがあります。江口さんとはまた是非ご一緒出来たら嬉しいです」と再会を切望しました。

 

舞台となった初瀬家は、セットではなく実際の家屋でのロケ撮影を敢行。撮影時には住人もいたそうで、江口さんは「セットと違って、部屋に人が住んでいる気配と匂いと歴史が漂っていて、その中で芝居をするのは大きな助けになりました」とロケ地の素晴らしさに感謝。

▼桃子、真守、照子が暮らす初瀬家の美術セット

 

 

続いて小泉孝太郎さんが演じた真守の等身大パネルが舞台に登場し、小泉さんからの音声メッセージも到着!

「今遠いところに来ておりまして…今日はご挨拶に行けずにごめんなさい」とお詫びをしつつ、突然クイズを出題。「撮影時、僕が地味にストレスに感じていた事はどんなことだったでしょうか?」との出題に、森ガキ監督は「ゴルフに行けなかったことじゃないですか?撮影中にゴルフに行かれるとどんどん日焼けしてしまうので『撮影期間はなるべく控えてください』とそれとなく伝えたことがあったんですよね」と予想。一方で江口さんは「前髪だと思いますね。孝太郎さんは普段は前髪を上げているので、額に毛髪が当たるのが嫌だったのでは?」と推理し、江口さんが見事大正解。

小泉さんは「前髪を下ろしたヘアスタイルだったので炎天下の撮影で汗が垂れてきたり蒸れておでこが痒かったりしても、役柄的に髪をかき上げるのは違うのでできなかった」と撮影時の密かな苦労を披露しました。

 

 

更に、映画の公開をお祝いするために、江口さんが大ファンを公言するお笑いコンビ・マユリカの中谷さんと阪本さんが花束を持ってサプライズで登場!これに江口さんは大興奮!普段のクールビューティーさは吹き飛んで「ワ~!お忙しいのにスミマセン!メッチャ嬉しいです!」と超ハイテンション状態に。まさかの満面の笑みでの歓迎っぷりに、マリユカの二人は「ホンマにそんなに?!」と逆に驚いていました。

 

江口さんはマユリカのラジオのヘビーリスナーで「面白いのはもちろんだけれど、お二人とも人生に絶望しているみたいなところがめちゃめちゃ好き。前向きでキラキラして希望に満ち溢れている感じがないから信用できる。普段楽しいことは何もないけれど、マユリカさんのラジオを聴くのが楽しみの一つ。それは感謝したい。ファンの方もそう思っているはず。今日はほんとにいい日です」とマユリカ愛を爆発させていました。

江口さんの熱弁に阪本さんは「人生に絶望しているとは我々一度も言ったことはないけれど…なんなら自分ではキラキラしているつもりだったけど…」と首を傾げつつも、その好意に大喜び。中谷さんは「『愛に乱暴』を見させてもらったんですが、めちゃくちゃヤバいシーンが一個あって。後で二人で感想を言い合ったら、その箇所も感想もお互いピッタリあったんです。本物の怪演でした」と江口さんの演技を絶賛しました。

それからずっと写真撮影中もそっちのけでマユリカと話し込んでしまうニッコニコの江口さんだった。

 

最後に観客に向けて江口さんは「この映画はフィルムで撮影していて、映画の持つ迫力が存分に出ている作品です。もし面白いと思ったら、他の誰かに伝えていただけたらありがたいです」と反響に期待。

森ガキ監督も「江口さんの演技が本当に素晴らしく、江口さんではなければ難しかったシーンもいくつかあります。わかりやすい映画ではないかもしれませんが、余白があって色々な捉え方の出来る作品です。気に入っていただけたら口コミなどで広げていただけたら嬉しいです」と呼び掛けて締めくくった。